― 学生時代から続く、あの空気のままで ―
紅葉が山を染め始める頃。
今年も学生時代からの気の置けない仲間たちと、秋のキャンプに出かけた。
場所は、仙台は泉区にあるIZUMI PEAK BASE。
街の喧騒から少し離れた、自然と静寂が交差する場所。
標高約500mに位置するこのキャンプ場は、澄んだ空気と、見渡す限りの山並みが特徴で、仙台では数少ない“整う”が叶うアウトドアスポットだ。
都会の喧騒から少し離れた場所で、心地よい秋風に包まれながら過ごす時間は、どこか“整う”。 去年は真夏にキャンプをして、あの灼熱地獄でまさかのダウン。 熱中症か脱水症状か…乾杯したのも束の間、テントに避難して朝までダウン。 そんな反省を活かし、今年はちょうどいい季節に着目して、リベンジキャンプを決行。
去年のキャンプは真夏。35℃超えの灼熱地獄の中で、「なんとかなるっしょ」と挑んだが、結果は大反省。
乾杯した直後、熱中症気味で自分だけテントの中で一晩ダウン…。
それでも、そんな失敗があるからこそ、今年のキャンプは「気候も、自分たちも、いいタイミングでアップデートしよう」と満場一致で“秋”に決まった。

画像:IZUMI PEAK BASE 公式HP
動画:IZUMI PEAK BASE 公式YouTube

今年の主役は「結婚したあの友人」
今回のキャンプには、ちょっとした主役がいた。
**仲間内で初めての“既婚者”**になった、友人K。
「マジで結婚したんかよ!」
なんて冗談を言い合いながらも、心の奥では少しだけ感動していた。
中学から一緒にふざけ合っていたアイツが、家族を持つ日が来るなんて。
くだらない話しかしてこなかったのに、今はちゃんと人生のステージを上がっている。
お祝いの品は、仕事用のリュックとホットプレート。
渡し方はもちろん“教室ノリ”でちょっと茶化しながら。
**変わらない空気感と、変わり始めた人生。**その両方を受け入れられるのが、この関係の良さなんだと思う。
焚き火と芋煮と、東北の秋のごちそう
夕方になると、ぐっと冷え込んでくる。
今回のキャンプ飯は、東北人として外せない**「芋煮」と「カレーライス」**の二本立て。
みんな仙台出身だけど、芋煮はあえて山形風の醤油味。
「そこで仙台定番の仙台味噌じゃないのかよ!」なんてツッコミが飛び交う。
でもその自然な選択に、俺たちの東北のルーツが見え隠れしていて、ちょっとニヤけた。
焼き鳥にピーマン、玉ねぎ、そして鮎の塩焼き。
七輪から秋の香りが空に昇っていき、今夜のキャンプを彩る。
「やっぱキャンプって、いいな」
「年1で恒例にしようぜ」
そんな言葉が、ビール片手にふわっと出てくる幸せな夜だった。もちろんビールは宮城県気仙沼のクラフトビール Black tideのビールを嗜む。



― 満天の星と、静けさの中で
食後は、焚き火のそばで星を見ながらまったり。
誰も話さなくても、空を見上げていればそれでよかった。
昔は未来のことばかり語っていたのに、今は“今”をちゃんと味わえている。
そんな感覚が、心地よい。
テントやタープの設営、火起こし、料理。
誰が指示を出すわけでもなく、自然と役割が生まれる。
こういう自然なチームワークって、大人になったからこそできることかもしれない。

― 非日常の中で、“今の僕ら”を確かめる
仕事も住む場所もバラバラで、会う頻度も少なくなったけど、
集まれば昔のまま。
少しだけ変わった僕らと、まったく変わらない友情。
このキャンプは、そんな**“今の関係性”を再確認する時間**になった。
紅葉と、澄んだ空気と、芋煮の香り。
それぞれの生活に戻っていくけど、またここで会える気がしてる。
秋の仙台で、変わらない仲間と。
そしてまた少し、アップデートした自分で。


