東京でガッツリ働く日々。でも、心のどこかに“自然のある暮らし”も追い求めていた
今回紹介するのは私の大学時代の友人 ケイさん。

大学時代、お互い海外に強い憧れがあり、外国人と交流するサークルで積極的に活動したり、語学留学でオーストラリアのゴールドコーストに留学していた。


ゴールドコースト ケイさんのInstagramより
よく授業終わりに仙台のカフェやバルでお酒を飲みながら、将来のことを熱く語っていた友人。
温厚な性格で真面目で、誰からも好かれていたケイだが、大学卒業後。就職で東京へ。 いま彼は、大手人材系の企業でプロジェクトリーダーとしてチームを率いている。
仕事は忙しいが、やりがいもある。
「任されることが増えて、責任は重いけどやっぱり面白いんだよね」
昨年秋には彼女と結婚。春には宮古島へ新婚旅行に出かけ、
「ウェディングフォトも撮ってさ。あの海、やばいくらいキレイだった」

ウェディングフォト ケイさんのInstagramより
日々の息抜きはカフェめぐり、サーフィン、旅行。また意外な言葉も聞けた。
「最近は、 彼女の影響でタイムレスにどハマりしてる(笑)。菊池風磨が好きでタイプロを見始めてさ、オーディションの過程も面白いけど、何よりビジネスの勉強になるよ。意外だけどマネジメント力の大切さとか理解できるよ(笑)」
1年ぶりの再会で、環境が180度変わった彼だが、真面目な一面は変わらずだった。
一見バリバリ働くシゴデキ男子。だけどその目の奥には、ちょっと違う景色が見えていた。
結婚を機に、未来の“暮らし方”を考えはじめた
「今の生活、満足してるよ。仕事もおもしろいし、彼女とも仲いいしね」 そう前置きしながら、彼は少しだけトーンを落としてこう続けた。
「でもさ、転職ちょっと考えてる。収入も上げたいし、将来のことを考えて、 AIとかSaasやHRテックの会社に行くのもアリかなって。自分の市場価値上げたいんだよね」
そして、話は“住む場所”へと広がっていく。
「住む場所って、東京じゃなくてもよくない? 平日はガッツリ働いて、 週末は自然の中でサーフィンとか旅行とかしてさ。理想はデュアルライフなんだよ」

「でも、完全に地方に移るのは……正直ムズい」
東京の生活はやっぱり便利。 仕事の選択肢も多いし、情報も人も集まる。結婚生活の基盤としても安定している。
「仙台と東京、どっちも好きなんだけど、どっちかに決めろって言われたら選べないんだよね」
彼が理想とするのは、週の半分を都会で、もう半分を自然のそばで。 そんな“いいとこ取り”の暮らし。でも今はまだ、現実的には難しい。
「理想は、世界中どこでもPCひとつで働ける社会。そしたら、 仙台とか、海の近くの湘南とか、地方の暮らしも全然アリだと思う」
「仙台の空気はうまいし、飯もうまい。今回の帰省で地元に帰って、彼女と行った定番の善次郎の牛タン屋、めちゃくちゃ喜んでた(笑)」

善次郎 牛タン定食
仙台という町が、これからの自分に問いかけてくる
今回の帰省では、奥さんを仙台に連れてきた。 実家に立ち寄り、旧友たちと会って、街の空気を吸って。
「やっぱ仙台って、いい町なんだよね」
自分を育ててくれた場所、素の自分に戻れる場所。 それはきっと、東京で忙しく生きる中で見失いかけていた“余白”を思い出させてくれる。
「今は東京で頑張る。だけど、いつかは……自然のそばで、 もっとゆっくりした時間を過ごすのも悪くないなって、最近ほんとに思う」
彼の中で、仕事と家庭だけでは語りきれない“暮らし”というテーマが、 少しずつ、静かに膨らんでいるようだった。


